砺波工業高校への進学へのススメ
工業高校に対する誤解を解く!~

 みなさんは工業高校に対して、あるいは砺波工業高校に対して、どんなイメージを持っていますか? もしかすると、時代とともに変化している「今の工業高校」とは少し違った、間違ったイメージを持っているかもしれません。いくつか誤解を解いておきたい点について説明したいと思います。

【誤解その1】進学には不利?「就職一択」?
No! 就職も進学も 断然有利! 将来の選択肢が広がります!
 工業高校といえば卒業後は就職、というイメージが強いと思います。
 今はまだ進学するか就職するか決めてなくて、とりあえず普通科へ行ってから就職に切り替えてもいいかな…なんて思っている人。決まっていないなら断然、工業高校が有利です。

(1) 就職に圧倒的に 強い! ミスマッチも少ない!!
 現在、高卒生は売り手市場ですが、だからといってどこでも好きなところに就職できるわけではありません。そんな中、本校は圧倒的に有利です。
 本校の卒業生は、県内の多くの優良企業に就職し、それぞれの職場で大いに活躍しています。会社での評判は大変よく、毎年、たくさんの企業から「今年もぜひ砺波工業の生徒がほしい」と、非常に多くの求人をいただいています。
 進路希望を決定する3年生の夏までに、インターンシップはもちろん、企業見学や企業説明会などを何度も行って、自分にあった就職先をしっかり考えて選べるため、ミスマッチが少なく、離職率は非常に低いのが特長です。
 また、専門知識や資格・検定を持っている分、即戦力として活躍できます。さらに、頑張れば大卒でもなかなか入れないような大企業に本校だからこそ入社できるチャンスがあります。

(2) 不得意科目があっても進学できる!? 推薦・特別枠 の強み
 「工業高校は進学には不利では?」と思う人もいるでしょう。もしあなたが5教科すべて得意で、机に向かって勉強するのが大好きなのであれば、普通科をおすすめします。しかし、不得意科目がある、あるいは机に向かうよりも体を動かしているほうが好きだ、理論だけじゃなくて実際にものをつくりたい、という人は、進学を考える場合でも実は工業高校がおすすめです。
 実際、本校では毎年約3割の生徒が進学しています。いわゆる推薦入試やAO入試(総合型選抜)、また職業科生徒の特別枠のある入試もあり、資格検定や、生徒会・部活動での経験・実績を高く評価してもらえるような、自分に有利な方式を選んで受験しています。
 毎年、富山大学などの国公立大学の工学部をはじめ、金沢工業大学や北陸職業能力開発大学校などの工学系の大学・大学校へ進学し、工業の専門知識や実習経験をアドバンテージとして活躍しています。また、工学系以外への進学ももちろん可能で、実際に経済・経営や医療系、スポーツ系の大学へ進学する生徒もいます。
 もちろん、学力が全く必要ないというわけではないので、受験に必要な教科については補習や個別指導も行っていますし、数学・英語は普段の授業で習熟度別学習も行っており、中学で勉強につまずいた人にも基礎から丁寧に指導していますのでご安心ください。

【誤解その2】実習は「汗と油まみれ」?
No!  最新設備冷暖房完備 の環境で 「スマートな実習」
 工業高校といえば実習ですが、夏の暑い中でも長袖の実習服を着て、汗と油にまみれて、顔を真っ黒にして実習を行っているイメージでしょうか?
 そういう面が全くないとまでは言いませんが、今はかなり違います(少なくとも本校は)。
 まず、本校は3年前からリニューアル工事が進んでおり、令和9年度には校舎がすべて新しくなります。実習棟の大部分は既に工事を終えており、きれいで明るく、冷暖房も完備しています。 ちなみに、富山の県立の工業高校で実習棟にも冷房が入っているのは本校だけです。
 さらに、実習機器も豊富に揃っています。最新の「マシニングセンタ」を始め、「3Dプリンタ」や「ロボットアーム」があり、「VR」や「ドローン」等も活用しています。実際の企業・工場と同様に、高校でもものづくりロボットをコンピュータで制御する、といった実習もあり、みなさんの想像よりずっとスマートな実習が多いのです。

【誤解その3】やんちゃな生徒、怖い先輩がいる…?
No! 爽やか真面目 な生徒たちが集う学び舎です
 まさかとは思うのですが、いまだに昭和から平成初期のような、やんちゃな生徒や怖い先輩がいるような学校というイメージをもっていませんか?完全にそのテのドラマや漫画の見過ぎです。今どきそんな工業高校生は(少なくとも本校には)いません。
 本校に在籍するのは、スポーツに打ち込む爽やかな生徒たちや、ものづくりに熱中する真面目な生徒たちばかりです。集会のときなどの生徒たちのあいさつは、あまりの礼儀正しさと元気さに外部からいらした講師の方々が一様に驚かれるほどです。
 また、6月の体育大会はどこよりも正々堂々として、力強く、清々しい体育大会だと胸を張って言えます。